「セシル嬢はなぜ自分の似顔絵を見てあんなに驚いていたんだろうな。ぼくは美化して描いたつもりなんてすこしもないのに。気を惹くためにそんな手を使う必要もないくらい、彼女は初々しい魅力にあふれていたんだよ」 (p76)
![]() | 定価:¥ 600 レビュー平均: 4.7点 (3人がレビュー投稿)
出版日:2012-02-01 出版社:集英社 クリエーター:あき(イラスト) 作者:久賀 理世 数量:1 ページ数:304 | |||
by 通販最速検索 at 2012/05/05 | ||||
少し前、何となく適当に検索かけたときに目にとまり、Amazonのほしい物リストに入れてました。いい機会だし、引きこもりGW用の読書として購入。
とりあえず、よくも悪くも少女小説だなぁというか……。
アッシュフォード子爵家令嬢セシルは、父の死の真相を探るために、父の喪が明け名前も顔も知らない婚約者と結婚するまでの1年間、新聞記者として働く権利を長兄ダニエルからもぎ取る。そんな働く彼女の元に現れたのは、「お嫁さんを探しに」というおかしなことを言う美形の青年。彼こそが長兄ダニエルの旧友であり、お互いの家のため婚約を了承したセシルの婚約ジュリアンで、彼の正体を知らないセシルとそんな彼女をそばで見守る婚約者という少女小説的には美味しい設定の作品でした。
セシルを取り巻くキャラ設定だけ取り上げても、影ながら見守る婚約者、シスコン長兄、破天荒次男、癒し系弟、個性的な新聞社の面々、セシルを影ながら応援する出版社の社長令嬢の親友……。と、ここまで来たらテンプレ過ぎんだろwwwってくらいツボに入りそうなキャラ設定。
しかし、ジュリアンがセシルに会って惚れた様はある種の一目惚れ的な感じで、ある意味その辺は分かりやすくていいなって思った。
会話運びとかは普通に面白いとは思います。
ただ、個人的には、キャラ設定や身分と性別を偽り限られた期間新聞社で働く令嬢主人公なんていうのは面白いとは思いますが、そんな彼女を取り巻く事件制というか本筋にあまり魅力を感じない。
ゆるいミステリ感覚だけど、新聞記者として真面目に働くというよりは、世間知らずなお嬢様が刺激的な生活を求めてるだけのように思えなくも無い。また、彼女のパートナーとして絵師として働くジュリアンが事件の真相などは殆ど解決していると言ってもよく、主人公セシルによる思考は殆ど絡んでないのが、ただの守られ系主人公な感じがして残念。
今後、探検家の父親と政府が関連した組織らしきものとの事件に巻き込まれつつ、日常の謎も交えながらストーリー展開をするのかもしれないけれど、ジュリアンの正体がばれるまであと8ヶ月以上もあることから、何か追いかけるのがしんどくなりそうだなぁって思う。
読んでて、セシルとジュリアンや兄弟たちの関わり以外の事件的なものに関しては、さほど読んでて魅力を感じる部分は無かったので、個人的にはだれそうだなって思った。まぁ、私自身、ミステリ系がそこまで好きではないから、そう思うだけかもしれませんがw
あと、今巻の前半部分は本当に父親関連とは全く関係のないような事件で、マザーグースの歌になぞらえてたりするわけですが、今後もマザーグース関連を交えてストーリー展開さすなら、なぜマザーグースなのか、実は全てが何らかの形で繋がっていたりとかしないと何か意味の無いものになりそうな感じ。でも、タイトルにマザーグースの名を入れてるから、関連付けさせないとそれはそれで厳しいような気もするけれどwww
まぁ、少女小説として、ジュリアンの正体がばれて、セシルが社交界デビューしてとその辺が来たら面白うだなぁって思わなくもない。
ただ、まぁ、上でも述べたようにそういった設定は楽しめそうだけど、セシルが新聞記者として働き何らかの事件に関わるその事件内容は大して魅力はなさそうだなって感じなので、今後面白い何かがあればいいなって思った。
ただ、読む前にレビューで見て、主人公以外の視点でも物語を同時進行で楽しめるとあって、私のあまり好きじゃない三人称単一視点小説じゃないのかなって思って、それならヒーロー側も見れていいな思ったんですが……。
確かに、同時進行で楽しめるんですが、基本的に日常的にはセシルの単独視点で、仕事後にジュリアンとダニエルが紳士クラブで今日の出来事報告をする際に視点が移るのみで、補完的な感じ。正直なところ、こういった描かれ方なら、特に必要性が感じられなかった。ジュリアンが何を思ってるのかわからない感じにセシルに感情移入出来た方が謎くさかったんじゃないかなぁって感じ。
日常の新聞社で、早く出勤したジュリアンがセシルに会うことを待ちわびる描写だとか、セシルが突っ走ったりしたところで彼視点とかもあれば面白いのになぁっと。最初は家のための義務感でしかなかったけど、セシルに惹かれていく要素を描くには良い要素は結構転がってる感じだし。実際、セシル視点外でわかることって、ジュリアンの気持ち的補足だけで、物語的には読者にとって新しい情報与えられてない感じ。
ジュリアン自身、ちょっとした過去がありそうな感じだし、その辺も今後もシリーズが続けば、明らかになっていくんでしょうけれど。今のところ、セシルに一目惚れした美形のいいとこのお坊ちゃまという以外、面白い要素のないヒーローな気がするので、肉付けがあればいいなと思います。結構つかみどころの無い飄々としたヒーローだと思います。
というか、何となくだけど漫画のジゼル・アランに何となく似てるなと思った。
続きが出たら読んでみたい気もするけど、個人的には手放しに賞賛出きる、久しぶりにいい作品発掘したーって気持ちにはなりませんでした。
シビアな話ではないので、ほんわか系で、ゆるぅく少女小説を楽しみたい感じなら有りかなって感じ。
2巻が6月発売予定らしい。
英国マザーグース物語 新聞広告には罠がある!?
そういや、3-4年ぶりに新しめのコバルト作品読んだけど、いつの間にカバー下のデザイン変わったんだww
あと、どうでもいいことだけど、人気シリーズ「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー
![]() | 英国マザーグース物語 婚約は事件の幕開け! (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫) 久賀 理世 あき by G-Tools |
[LIVE] あるあるCity LIVE PROJECT “A3” VOL.1
2012
05/02
*Wed*
05/02
*Wed*
2012年4月28日(土)、行ってきました。
『あるあるCity LIVE PROJECT "A3" VOL.1』
2009年から2011年にかけて毎年冬(初春?)に開催された北九州市主催のアニうたの後続イベントとも言えるべきイベントです。まぁ、主催元は不動産会社アパマンショップになり、北九州市は共催となっておりますが……。
正直ね、去年のアニうた2011が、自分がゲットした席も神過ぎたけど、イベント構成自体も神過ぎたために、A3という名のイベントは初開催と言えども、どうしても同等かそれ以上のイベントを期待してしまうのはしょうがない。また、制作協力が2011と同じということから、シークレット期待出来たりするか!?なーんて思ってました。でも、wikipedia見てみると、企画は完全に「あるあるCityライブプロジェクト」らしいから、アニうたとは別物と考えた方がいいんでしょうけれどね……。
しかし、イベント間際まで明らかになった情報は、出演者たったの6組の4時間ライブ。今までのアニうたに比べたら、ほぼ半分のアーティスト数。
そして、ほぼ女性アーティストで構成されてて、また熱さ成分微妙じゃね?って感じなのが若干残念な感じでした。単独でアーティストさんの曲として見れば、好きな持ち曲を持ってるアーティストさんは多めではあったのですけれど。
今回、FC先行チケット枠もあることから、地元で開催されるってだけで、CD買うくらい好きなアーティストさんが出演しなくても行くって決めてる私みたいな一般客からしてみたら、正直公平性にかける運営の出方。
そして、イベント物販情報も、画像を載せるわけでもなく、公式イベントページにひっそりと9時から販売開始と告知されるのみなやる気の感じられない運営。
あ、でも、今までのアニうたと違って評価出来る点は、イベント物販タオルが両面ジャガード織だったということくらい。片面プリントタオルはどうしても洗ったら色あせそうなので安っぽく見えます。
何が言いたいかっていうと、あるあるcityハーフオープン記念連動イベントvol.1ということで、イベント1回目としてみれば、手探り状態なのでしょうがないという思いもあり、今後改善していけばいいんじゃないかと思うわけですが、結論を申し上げると、今のところ自分の中では……
アニうた>>>>超えられなかった壁>>>>>A3
という感想でした。
そして、正直、個人的には、本当に手探り状態で開催された一番最初のアニうた2009以下だったように思います。
これは、出演アーティスト数とか自分がソロライブ行くほど好きなアーティストさんが出演されてないとかそういった問題ではなく、イベント構成的な問題という意味です。
それに、今回普通に予習が結構あたってたので、2009に比べると知ってる曲が全然多かったですし、各アーティストのミニライブと考えれば普通に良かったです。
だけど、A3という一つの大きなアニソンライブというイベントであって、ミニライブの寄せ集めじゃないと思うんです。
[LIVE] アニうた2009 KITAKYUSHU
[LIVE] アニうた2011 KITAKYUSHU
とりあえず、以下A3とアニうたと比較しつつ、愚痴を交えた感想。
『あるあるCity LIVE PROJECT "A3" VOL.1』
2009年から2011年にかけて毎年冬(初春?)に開催された北九州市主催のアニうたの後続イベントとも言えるべきイベントです。まぁ、主催元は不動産会社アパマンショップになり、北九州市は共催となっておりますが……。
正直ね、去年のアニうた2011が、自分がゲットした席も神過ぎたけど、イベント構成自体も神過ぎたために、A3という名のイベントは初開催と言えども、どうしても同等かそれ以上のイベントを期待してしまうのはしょうがない。また、制作協力が2011と同じということから、シークレット期待出来たりするか!?なーんて思ってました。でも、wikipedia見てみると、企画は完全に「あるあるCityライブプロジェクト」らしいから、アニうたとは別物と考えた方がいいんでしょうけれどね……。
しかし、イベント間際まで明らかになった情報は、出演者たったの6組の4時間ライブ。今までのアニうたに比べたら、ほぼ半分のアーティスト数。
そして、ほぼ女性アーティストで構成されてて、また熱さ成分微妙じゃね?って感じなのが若干残念な感じでした。単独でアーティストさんの曲として見れば、好きな持ち曲を持ってるアーティストさんは多めではあったのですけれど。
今回、FC先行チケット枠もあることから、地元で開催されるってだけで、CD買うくらい好きなアーティストさんが出演しなくても行くって決めてる私みたいな一般客からしてみたら、正直公平性にかける運営の出方。
そして、イベント物販情報も、画像を載せるわけでもなく、公式イベントページにひっそりと9時から販売開始と告知されるのみなやる気の感じられない運営。
あ、でも、今までのアニうたと違って評価出来る点は、イベント物販タオルが両面ジャガード織だったということくらい。片面プリントタオルはどうしても洗ったら色あせそうなので安っぽく見えます。
何が言いたいかっていうと、あるあるcityハーフオープン記念連動イベントvol.1ということで、イベント1回目としてみれば、手探り状態なのでしょうがないという思いもあり、今後改善していけばいいんじゃないかと思うわけですが、結論を申し上げると、今のところ自分の中では……
アニうた>>>>超えられなかった壁>>>>>A3
という感想でした。
そして、正直、個人的には、本当に手探り状態で開催された一番最初のアニうた2009以下だったように思います。
これは、出演アーティスト数とか自分がソロライブ行くほど好きなアーティストさんが出演されてないとかそういった問題ではなく、イベント構成的な問題という意味です。
それに、今回普通に予習が結構あたってたので、2009に比べると知ってる曲が全然多かったですし、各アーティストのミニライブと考えれば普通に良かったです。
だけど、A3という一つの大きなアニソンライブというイベントであって、ミニライブの寄せ集めじゃないと思うんです。
[LIVE] アニうた2009 KITAKYUSHU
[LIVE] アニうた2011 KITAKYUSHU
とりあえず、以下A3とアニうたと比較しつつ、愚痴を交えた感想。
しばらくそのままの体勢で、喜多見の寝顔を見守っていた。今が朝の何時か分からなかったが、知りたいとも思わなかった。できれば、このままずっと時間が止まっていてほしかった。 (ほたるの群れ 3 第三話 阿 p63)
![]() | 定価:¥ 600 レビュー平均: 5.0点 (1人がレビュー投稿)
出版日:2012-04-12 出版社:幻冬舎 作者:向山 貴彦 ページ数:258 | |
by 通販最速検索 at 2012/04/22 | ||
「ほたるの群れ 第三話」です。
発売前に公式HPでこの3巻の表紙絵を見たとき、リアルにびびりました。阿坂さん眼光ぱねぇっすw
というか、先週には読み終わっていたのですが、何となくアナログ感想と読書メーターにつけるくらいはともかく何故かブログでのがっつりレビューしようという気力が出てきてませんでした。そうこうしてるうちに4月も3分の1ほども終わっており何かとてもびっくりです。
でも、来週はA3なので、何かしら書くことがあればいいかななんて思ってます。
さて、1、2巻を読んだのはどうやら昨年11月だったようです。読み終わった後に公式HPがあることに気づき、そのとき3巻が今冬発売となってましたが、今年の春発売となりましたw
[小説] ほたるの群れ1、2 著:向山貴彦
正直なところ、期待していたよりは胸熱展開は無かったかなぁという印象でした。
ページ数は2巻よりはボリュームダウンした感がありますが、1巻を読んだときと比べると何となく密度が低いかなぁというか、1、2巻に比べれば殺伐度は低いかなって感じでした。
というか、結論を言うと、永児のチートモードが発動しなかっただけなんだけれどwww
その分、会長と阿坂の戦闘シーンの長いこと長いこと。視点チェンジ繰り返されるし……。
前巻から気になっていた、永児の父親のことや「梟の子」という言葉の意味は何ら明かされることなく次巻持ち越し。
やっぱり、永児ブチ切れ状態の最強モードな状況をどうしても楽しみにしてしまう感じを読者的には持ってしまいますw
永児にとっては、その後を思うと悲惨極まりありませんけれど。
あ、でも3巻はどっちかというと、お話全体部よりも序盤の喜多見がどうなるかの危機とそれに対処する永児と阿坂が良い感じで、また、喜多見一度心停止するしで、ここでヒロイン退場かよwwwとかって思いましたが、それはそれでカプ厨の私が今後もこの作品を読み続けていくだろうなと思ったことから、素直にキャラ萌えではなく内容そのものに魅力感じているんだなと確信しました。
比較的に3巻は、主人公永児と喜多見方面は、ほのぼのしてる印象でした。
それでも、永児が以前の家に訪れてスイッチを確認した際の様子など、まだ全然よく見えないような謎があるのも魅力的な作品です。というか、永児が実は阿坂や会長が属しているような暗殺組織に幼い頃所属していて、何らかの事情で記憶を無くしてたり父親が実はそっち方面と関わりがあったとしても全く驚かないというか寧ろ納得要素ですがw
ですが、どんどん新キャラが登場しています。
阿坂の従妹を名乗るアズミや厨二的設定を醸し出している白髪新キャラ「白髪鬼」。さてさて、彼は今後どう関わってくるんでしょうかね?
というか、世界観とか何かいい感じなのに、設定上しょうがない感じもするけど、個人的にはもっと渋いおっさん成分があればいいのになと思わなくも無い。ハードボイルド要素が若干ほしいw
個人的にはこの3巻、ワクドキ感には欠ける部分がありましたが、次巻以降の導入部分ともとれなくないので、素直に続刊が楽しみです。
あと、巻末に設定資料とかついてるのが結構充実してるなって思います。
次巻というか、次回第四話「瞬」で、一学期が終了らしいです。
このシリーズ、巻数表記というよりは話数表記な感じなのですが、結構小説にしては時間経過がそれなりにゆったりしてるほうかなぁって思わなくもないです。まぁ、登場人物たちにとってとても密度の濃い一日でしょうからしょうがないのでしょうがw
ただ、永児の手の塗料が持続するのが半年間ということなので、作中時間半年ほどでシリーズ終了的な感じなのでしょうかね?
それにしても、次回予告ページの弓持ってるセーラー服のお姉ちゃんはどなたなんでしょうか?
永児たちのクラスメイト?
次巻がいつ発売なのかわかりませんが、楽しみです。
それまでの間、公式の「五倉山中学日記」を楽しみしつつ本編発売を待ちたいと思います。
最新話の11頁目「好」の喜多見さんがとても可愛かったです。すっげ和風ですなぁ。すあまって何だよって正直思ってしまいましたw ういろうみたいなもんなのね。
![]() | ほたるの群れ〈1〉第一話・集(すだく) (幻冬舎文庫) 向山 貴彦 by G-Tools |
![]() | 定価:¥ 780 新品最安価格:¥ 780 (1店出品) レビュー平均: 4.7点 (7人がレビュー投稿)
出版日:2011-05-31 出版社:白泉社 作者:かずまこを ページ数:206 | |||
by 通販最速検索 at 2012/03/31 | ||||
結構暫く長いこと、Amazonnoのウィッシュリストに入っておりました。
たまたま見たレビューで何故か、オムニバスものって思ってて食指が動かなかったってのもあるんだけど、っぽいけど違います。
基本的に表紙の二人の話が大元にあって、単なる連作短編集ではないので、私みたいにその辺気にして、1冊丸ごと楽しみてーよって人はご心配なく。
まぁ、内容自体は、可もなく不可もなく。
どかんと頭殴られるような感じはないし、どうして女の子の方が男の方に惹かれたのかよくわからん。
結構雰囲気で読まされる感じで、それが結構いい。まぁ、一見、主人公の男のもてもてストーリーな気がしないでもないがw
薄っぺらいと言ってしまえばそんな感じがしなくもないけど、雰囲気悪くない。白泉社の楽園シリーズ(?)はこういった傾向なのかね? 同じ雑誌から出てるんだっけか「14歳の恋」もそんな感じだった。何がいいって明確なことは断言できないけど、何かいい感じといった感想を抱くっつーかw
特に、今回、書き下ろしであるラストの話、「ディアティア2」に全てを持っていかれました。
狸寝入りする男の子が可愛いすぎるwww
何か、疲れてるときに読んだら癒されそうだなって思います。
この作者さんの男女恋愛物なら他作品も見てみたいなーって思ったんだけど、他のは百合ばっかりでしたw
![]() | ディアティア かずまこを by G-Tools |
![]() | ニコイチ(10)(完) (ヤングガンガンコミックス) (2012/03/24) 金田一 蓮十郎 ★★★★★ 商品詳細を見る |
いやぁ、ニコイチ最終巻です。
最後も気持ちいいくらい爆笑させていただきました。
本当に気持ちよく終わったなーって思います。
崇がこんなにいい子なんてファンタジー過ぎますが、父親が女装して小学生終了時点まで母親を演じてるような話なので、その辺のリアリティなんて正直どうでもいい。
だからこそ、このはっちゃけぶりが面白い。
この巻で、息子の崇に隠していた本当の父親の存在について触れられ、全て伏線は回収されました。
なので、結構中盤も含め若干シリアス風味でもあったので、読みながらいつものようにあまり笑ってないなーって思ってましたが、ラストの破壊力が半端なかったです。
やっぱり、漫画なんてエンタテイメントなんだから、最後すっきり笑顔で終わるのが一番気持ちいい。
無駄にシリアスだったり、切ないラストなんて、作者の独りよがりじゃね?と正直思ったりする部分もあります。勿論、ドキュメント的な意味合いでの話ならまた違ってくるんでしょうが、読み物はやっぱり読了感がいいのが一番です。
あと、後日談的おまけ漫画(書き下ろし?)があるのですが、それも相変わらずの須田真琴っぷりが素敵でした。
そして、相変わらず崇くんはとてつもなくいい子で、反抗期なんぞ迎えてる様子も勿論全くない。菜摘さんのしれっとした毒っぷりも健在。
全10巻、ようやく完結しました。
本当に面白かった。
1巻を見つけたのは、地元の本屋さんで新作出たんだー程度で手にとりました。結構金田一先生のは昔から読んでる気がします。古い記憶だと、ハレグゥ(はれのち~の方)4巻当たりから集めてる気がします。
また、今回、ライアー×ライアー3が同時発売。
これも集めてはいるけど、デザート立ち読みである程度読んでるので、ニコイチほど初読感があまりないことからまだ購入はしとらん。
早く弟にばれればいいのになって感じです。
金田一先生の作品は、どのシリーズも主人公は悩みまくって禿げそうな勢いですが、笑えて楽しめる明るい作品で主軸となるストーリーがある作品が多いと思います。
ゆる系にはない毒っぷりも大好きな理由の一つです。
ニコイチ後、ヤンガンで次回作もあるみたいなので、再度楽しみです。
![]() | ライアー×ライアー(3) (KC デザート) 金田一 蓮十郎 by G-Tools |
![]() | 定価:¥ 490 レビュー平均: 5.0点 (2人がレビュー投稿)
出版日:2010-06-17 出版社:宙出版 作者:山口 ねね | ||
by 通販最速検索 at 2012/03/24 | |||
実は、結構前から気になっていた作品。
多分、これもRentaで序盤試し読みしたんじゃないかな?
序盤のスカートふわっと広げて日よけを作るってシーンで、綺麗な官能を感じました。
この漫画が届いた日、他にもTL漫画を2冊購入しており、読みつつ近々宅配買取をしてもらおうと思い用意してた買取箱に投入しようかと考えてました。他2冊は読み終わって、すぐその箱へ。昨日読んだにも関わらず、既にどんな内容であったのかうろ覚え状態。ぶっちゃけ、読み終わった直後も内容が殆ど頭に入ってなかったようなw つまり、まぁ印象深いものがなかったということですが。
そして、この「大人のキスの使い方」、これも読みつつ読んだ後どうしようかなーって考えてました。
とりあえず、結論を申し上げると、1編物申したいものはありましたが、内容としてはとても充実した内容でした。
収録作品は、表題作になるのかな? 漫画家の卵と編集者の3話構成の話、「正しい魔法の使い方」「正しいキスの使い方」「ラブレターのように」。他3編。
エロ漫画と同じで、少ないページ数な短編が何編もTLコミックスには収録されていることが多いのですが、一つのカプをある程度の長さ読めるのは凄い楽しみ甲斐があります。だって、大概30-40pの話なわけで、既に恋人か恋人未満の男女が恋人になり、身体の関係を結んでるシーンを描かないといけない上に、ジャンル的にそのらぶ描写にはある程度ページ数が割かれるわけで、えろ以外の内容が個人的にはどうでもいい作品ってのが結構多い。
この表題作、男側の心情もちらほら描かれてるのが凄いツボ入りました。
また、それと作中、すんなりと男が避妊してるコマとヒロインのつばさちゃんが処女であるということが! 処女厨の私大歓喜。その時点でニヤニヤ発動。
しかも、編集者さん、中々肉食系でして、初めてなヒロインに三連発だったらしい。中々の性欲魔人でお盛んですwww
正直、絵は綺麗とかうまいとかは思わなかったのですが、空気感が非常に良かったです。男女共に何か表情の描き方とか素敵でした。
えろ方面は、悪くは無いけど、通常パートに比べたら若干雑?といった印象。でも、ペンタッチから動きというか勢いはあるのかなと解釈してみる。というか、女の子の乳の書き方はぶっちゃけ何か変です。
ただ、まぁ残念なのは効果音とかの書き文字が、マジックで勢いつけて書いただけじゃね?って感じなのが、作風自体も線がはっきりしてる感じの絵じゃないから、何か安っぽいというか、画面に雑な処理だなぁという印象を受けました。
まぁ、絵を楽しんでるわけもないですし、ある程度好みの絵で、それなりにらぶな過程が納得出来て、それなりにえろ描写も入ってたらTLは十分に満足出来る作品が多いので、そういった観点から見れば、非常に満足なお話でした。
また、ラストに書き下ろしでこの二人の話が数ページ載ってます。別にあってもなくてもいいような話ですが、お話以降の彼らの空気感がやっぱり何か可愛らしいです。
「ぼくの気持ち」
26歳童貞男が、初彼女をゲットし、関係を結ぶ段階になっても、戸惑ってしまい、そうゆうお店のお姉ちゃんにお世話になり、脱童貞を果たし、彼女の元に戻るって話。
気持ちはわからなくない、非常にわからなくはないが、彼女の心境的には……。というか、それを聞いてしまうのは無神経だとも思いますがw
捨てる物でなく、失う物であるということ。彼女がいるのに、その辺拘って捨ててしまった主人公orz
えろは大したことない。
「緑の芝生」
上で言いましたが、私が物申したい作品。
正直、読んでて、えろ無くていいわって思った。つか、えろ入れんなって読みながら思った。
でも、展開的に予想出来るものであったし、やっとかんと子供も出来ないわけで……。
つか、TLでこういった死にネタは正直扱って欲しくない。明るいエロでいいよwww まぁ、一般で死にネタ扱われても私は好きじゃないし、一読してすぐ手放しますけどねw
つまり、既に6年間一緒にいた幼馴染なカップルの男側が白血病であと余命半年~一年の宣告をされる。
男は、彼女を悲しませないように、明るく振舞い、次第に距離を置くように告げる。
でも、主人公は最後まで一緒にいることを誓う。んで、病院のベッドで……。
というか、既に病気で体調のよろしくない彼が、そんな状態で出来るもんでしょうか? 勃つの? よくわからんけど。また、そんな体力もそんな気にもなるもんだろうか? だけど、生と死に直面した人間は自分の子種を残そうという本能が働くというらしいからねぇ? まぁ、その辺はどうでもいい。勿論、現段階で治療中で治る見込みがあってとかでその後でとかならわからなくもないけど、既に余命宣告されてるしなぁ……。
ただ、白血病な上に子供が出来た描写があるってことは、生で普通にやったってことなわけで、ウイルス性の白血病(成人T細胞白血病:ATL)に限定して考えると、男側はその辺大切な彼女に感染させてしまうかもしれない危険性を考えなかったんだろうかね? 私もその辺詳しくないので、軽く検索してみましたが、生殖細胞には感染しないけど、精液中に「感染白血球」という形態で含まれているらしく、可能性は低くても女性を感染させてしまうリスクがあるとのこと。また、生殖細胞には影響はなくても、女性が感染した場合、胎児には影響なくとも出産の過程で産道で感染することもあるとか。
HIVとかのレトロウイルスと言われる類のものと似たものっぽい。そういや、深キョンの「神様、もう少しだけ」で似たような話あったなぁ。
(参考:OKWave「白血病になると精子は白血病の遺伝子を持った異常なものになってしまうのですか?」)
まぁ、この作品内での彼がどういった白血病なのかなんてことは語られてないから何とも言えないけど。
ただ、一つ読者の私に言えることは、こういった題材を安易に扱われるとそういった医学的もろもろのことや倫理的なことを考えると何とも言えない気持ちになる。
TLとか明るいえろらぶ作品だけでいいよ。お涙頂戴系とかは、下半身的思考も入ってる分、下手に綺麗にされると読んでて不快感が半端無い。
つまり、こういった題材を軽々しく扱うなと言いたい。下手に知識として知らない人に間違った知識を植え付ける結果になりかねん。
「ダーリンパピー」
とても、TLらしいお話で素直に楽しめました。
焼きもちな彼が非常にうざったい感じでしたが、それも含めてえろも何か可愛くてよかったです。
ただ、ナンパで知り合った彼らがどのくらいのときを既に共にしてるのかわかりませんが、何でここまで男が女に入れ込んでるのかが理解不能でした。
とりあえず、どれもそれなりに読み応えのあるお話でした。
でも、どうせなら、表題作のカプで丸々1冊とかのが良かったかなって思ってしまいます。
初めて読んだ作家さんでしたが、設定が好みに合えば、他の作品も読んでみたいなと思いました。
![]() | 大人のキスの使い方 (ミッシィコミックス パステル) 山口 ねね by G-Tools |
![]() | 暁のヨナ 8 (花とゆめCOMICS) (2012/03/19) 草凪みずほ ★★★★★ 商品詳細を見る |
やっと、今巻でヨナが四龍と一緒にある明確な理由が語られました。
普通に読んできて、そういやヨナって何のために龍集めてんだっけ?って思うことがあって、既刊読み返したら、ハクが自分を守るために命を落とすかもしれないということから仲間を集めようってなってたけど、スウォンが収まった玉座を取り戻すというわけでもなし、四龍を集める理由としては何か若干弱いなぁって思ってた。何が目的でこんなにぞろぞろ連れ立ってんだとw
ヨナの明確な意思が描かれるのと同時に、今巻ではスウォン方面も3話分使われてる。
面白いとは思ったけど、ちょっと長いかなとも思った。スウォン一極集中でなく、ヨナ方面もちょこちょこ描かれてたら……とちょっと思ったかな。
また、ヨナ自身が力を得るために自ら剣をとる。そして、そんな彼女に剣を持たせたくないハク。
どこまでも色恋方面にはにぶにぶなヨナと彼女に対しての気持ちなんぞ周りにはバレバレなんだろうがあくまでも従者に徹するハクの雰囲気がやっぱ素敵です。くさいことを言えば、彼の溢れ出るヨナへの愛情が切ない。
まだまだ、彼らの物語は始まったばかりなのでしょうが、ハクの想いが報われる日が待ち遠しい。
と、ざっと今巻に対しての感想なわけですが、何ともまぁあっさりと黄龍が仲間に加わりました。
というか、かなりの男所帯だよね。超逆ハーレムwww 個人的にはヨナのキャラは女の子として普通に好きなので、逆ハーでも嫌味なく楽しめてるのですが、キーとなる女性キャラがそろそろ欲しいなぁって思う。
というか、四龍の主である緋龍という位置付けのヨナが女の子だから、四龍に一人くらいは女の子キャラがいると思ったんだけどwwww
というか、草凪先生の作品は画が綺麗だなぁって本当に思う。書き込み具合がとても良い。ペンタッチもカラーも好き。
個人的にコミクスで書き下ろし追加、表紙書き下ろしの作家さんは好感度高いです。
それに、休載もあまりないしね。ざっと確認したら4回掲載1回休みのスパンみたい。
私はヨナは本誌買ったときくらいしかまともに読みません。だって、続き物ですからコミックスで纏めて読んだ方が面白い。
今回の8巻は立ち読みでチラっとしか見ておらず、ほぼ読んでなかったので丸まま楽しめました。
で、基本的に雑誌を買うのは、俺T掲載時のみ。そこに、スキビとヨナが入ってたらお買い得かなーってくらい。
とりあえず、ヨナの新刊が出ると大概既刊全てを読み返したくなります。
つい最近、全部読み返したはずなんですけどねぇwwww
もうちょいヨナの情緒面が育って恋愛方面も描かれていくとにやにや率が高いのでしょうが、この作品にはその辺求めるわけでもないので、ハクにはもっとずっと悶々と色々頑張って欲しいと思います。
ただ、この人たち、一段落したらどうすんだろねとは思います。
というか、ベルセルクの作者さんに続き、ロードス島戦記の水野良先生推薦とは……編集部のヨナ押し続くなぁ。
まぁ、私がまともに読んでる……というか現在コミックスを集めてる花ゆめ作品は、俺Tとヨナくらいなので、花とゆめの中では1、2の面白さだと個人的には思います。
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![]() | 暁のヨナ 1 (花とゆめCOMICS) 草凪 みずほ by G-Tools |
「言ってやりなよ。平和呆けした、この国のすべての人間に。呪われた王子に嫁いで来たのは、やっぱり呪われた姫君だった、ってね。呪われた国同士の結婚よ。見てればいい、あたしをこの国の妃にするなら、全部をめちゃくちゃにしてやるから。あたしの命ある限り、ヴィオンとこの国を、呪い続けてやる!!」 (p87)
![]() | 定価:¥ 536 レビュー平均: 4.6点 (13人がレビュー投稿)
出版日:2010-11-10 出版社:アスキー・メディアワークス クリエーター:磯野 宏夫(イラスト) 作者:紅玉 いづき ページ数:247 | |||
by 通販最速検索 at 2012/03/20 | ||||
うーん、「ミミズクと夜の王」のタイトルは知っていて、その評価の高さは普通に知ってたけど、童話的印象もありスルーしてた。んで、同作者の同シリーズっぽい今作「毒吐姫と星の石」。
煽りには、異形の王子と忌まれた姫の恋のおはなしとある。
ああ、こうゆう設定好きだ……と、前作には興味ないけど、こっちには興味を持ってた。
なんで、どうせならついでに、前作も読んで見るかと一緒に手に入れ、またまたどうせなら前作からきちんと読もう……と思ったんだけど、「ミミズクと夜の王」序盤で挫折。何か入り込めなかった。キャラが掴めなかった。なので、こちらから先に読んでみた。
個人的には「ミミズク~」に比べ、最初のインパクトから主人公は受け入れやすかった。
でも、とりあえず、個人的な結論を申し上げると……前作ありきだなぁと思いました。
それと、期待したよりも拍子抜けというか、レビューなどから得てたイメージに比べ、こんなものかという印象。
まぁ、あくまでも個人的な印象ですが。
主人公である毒吐姫エルザも、その生まれや生い立ちから、毒を吐くことで他人に虚勢をはってる感じが痛々しくも可愛いと思えた。でも、これただのツンデレじゃん?と二次元脳の私は思ってしまう。
恋のお話として捉えたら(というかそこが目的だったわけだけど)、エルザのクローディアスに対しての感情が動くのも何というか早すぎるし、そこまで関わりあったようにも思えないのに移ろってる感じがするのが、テンプレ的というかそんなもんかぁと思ったのと、毒吐きとして世に対して斜に構えたような彼女の心の移ろいがあっさりのように感じた。
また、王子という立場のクローディアスが彼が必要としたのは彼女ではなく、国のために妃となってくれる人物であるということが彼女にも分かっていることから、今後の二人の精神的な関わりで徐々に一歩ずつ関係を育んでいく感じとか見てみたいなぁと思った。
終盤でエルザはツンデレとして、既にクローディアスに対してデレ発動してるし、それをよくわかってない天然王子も可愛いには可愛いけど、初めて彼がエルザと対峙したときに言われた言葉を終盤のあのシーンに持ってきているのは中々良かった。
終わり方は普通に好きだったかな。
女として、姫としではなく自分を見てほしいと思うエルザの気持ちやただ国のために必要としている自分の妃を愛することを何の躊躇いも無く決めていたクローディアスが本当の意味で彼女を愛するようになる過程とかが見てみたかった。勿論、このお話は、彼らの始まりで話は終わるわけだし、少女小説でもないのにその辺を深く求めるもんでもないと思う。
p164で、クローディアスの妃を愛するという決心に対しての躊躇いの心が描かれているけれど、読み終わった今となってはエルザに対して既に心惹かれてきていたともとれるし、そんな彼女を尊重し、自分の元に縛り付けておいてもいいのかとも思う葛藤なのかなとも思った。
それは、エルザの失くした星石を見つけていたのに、彼女にすぐ渡さなかったのもその現われでなかったのかとも思う。
ただ、彼女がどんな存在でも愛することを決めていた彼にとっては些細なことなのかもしれないけど、彼と彼女のそれまでの関わりから、エルザ本人に対しての魅力ってあったのかな?とも若干思うけれど。素養のない口の悪い少女でしかないだろうし。
勿論、クローディアスの身体のこともあるし、前作で今の彼を彼たらしめたのかもしれない。
ただ、この作品単体で読むとこの聖人君子のようまクローディアスを疑問に思う。それは、エルザがいくら毒を吐いても動じない聖騎士夫妻にも言えることだけど。
クローディアス方面の描写が少ないから、前作を読んでない私にとって、彼に対しての明確なキャラクタリスティックといったようなものは正直あやふやで、掴みどころの無い印象を受けた。
また、王宮というところが舞台であるのに、主に対して気安い聖騎士とかいうのも正直なんだかなぁ……もしかしたらその辺は前作で描かれて、何かがが緩和した結果なのかもしれないけれど。
そして、国と国の話の輿入れ話から始まり、そこにエルザの意思はなく色んな人間に利用され翻弄されただけであるわけだけど、前作があることから、レッドアークという国が主軸に置かれるのもしょうがないことだと思うけど、政的な国同士の色々を巻き込んだ話と考えれば、占いに重きを置くというある種の宗教国家的な一面を持つ設定があるにも関わらず、それの中枢に関わる登場人物からなるヴィオンという国の魅力が全くなかったのが残念。あ、でもジョセフは良かったかな。だけど、彼のエルザに告げる言葉も結局はエルザ本人を思っての言葉ではないのかと思うと、ちょっと微妙かな。
なんというか、レッドアークの王子がヴィオンに援軍を送るという行為も、人を信じることの出来なかった毒吐きエルザが信じることが出来たという部分を描くための要素のひとつでしかないのではないかとも思えた。
だから、ヴィオンというエルザに対して決して優しくはなかったけれど、彼女が生まれ生きてきた国に関わる人々を想った彼女の心情変化が、クローディアスに関わることによって起こったものであったとしても若干唐突な気もし、最初の毒吐きエルザとして読者に与えられたイメージとインパクトに比べ、後半では正論を吐く彼女の持つ言葉の力が弱いように思えた。
まぁ、デレたなってだけな気もするけどw
多分、電撃文庫の作品としてではなく、児童書として見たらいい話だなぁと普通に思う部分もあったんじゃないかなぁと思う。
そりゃ、レーベルにとって多岐に渡るジャンル作品があるのはいいと思うけれど、何かもやっとする。それは、私がラノベ脳なだけかもしれないけれど……。
何となく、ただただ綺麗な心根の人間たちとあまり深みがない悪役というか主人公達に相対する存在、そういった登場人物からなる物語と思えば、昔読んだ「楽園のとなり」を思い出した。
やっぱり悪役なら悪役らしくその人間の信念や魅力がないと、ただ一方が無双なだけのように思えて、正義感だけで成り立ってるように思うんだよな。
勿論、この作品がそんなところに重きを置いてるとも思えないんだけどね、ただただ童話のような優しい世界だと思うし。
いい話だなぁとは思うけれど、あまり個人的にはがつんと来る話ではなかったかな。
前作の「ミミズク~」を読んでいれば、また印象も違うのかもしれないけど、単巻作品ならそれ単体でこうゆう風に思ってしまうのはちょっとなと思う。
レビューかなんかで、前作の話がおとぎ話となった世界みたいなのを見たから、だいぶ時間がたっているのかと思えば、前作の主人公出てくるしwww 生ける伝説的な? きっと、凄い可愛い本質的な美しさを持つ主人公なんだろう。読んでないからわからんが。
童話的な話と思えば、これ1冊で綺麗に完結してるとは思うけれど、もうちょい掘り下げがあって、エルザやクローディアスのことなど深く読みたかった。前後編的な感じで、クローディアスやレッドアークの面々に関わることによって、エルザの内面がどう移ろうのかもっとしっかり読みたかった。
なので、ちょっと、個人的には物足りなかったかな。
あ、あと最後に。
エルザの年齢が全く出てないから、脳内設定が如何ともしがたくて、あまり入り込めなかった部分もあった。12-15歳くらいのイメージではあるけど。それ以上の年齢だと、ぎゃんぎゃん喚く様がただ子供っぽい感じもするし。
うん、機会があれば前作「ミミズクと夜の王」読んでみようと思います。
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![]() | 毒吐姫と星の石 (電撃文庫) 紅玉 いづき 磯野 宏夫 by G-Tools |

4.7点 (3人がレビュー投稿)
5.0点 完成度高いです♪
4.0点 英国好きとしても、ラブ好きとしても先が楽しみ









誰が何と言おうと、お勧めNo1なライトノベル。思春期萌えの方は、この身悶えるような快感に存分に酔うことができるだろう。








































