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[小説] 太陽を抱く月 (上)(下) 著:チョン・ウングォル

 フォンは二、三度首を振った。鋭くなった瞳いっぱいに涙が満ちている。
「おまえは何なのだ? どうしておまえはいつも私を刺激する? 私の気を狂わせるための罠か?」
 あふれる涙が流れ落ちた。フォンは両手で頭をかかえてうずくまった。
「おまえとふたりだけでいたくて逃げてきたのに、おまえはなぜ、なぜ……私のかわいそうなヨヌ嬢を連れてくるのだ。なぜいつも彼女を……」
 ウォルが、震える両手を重ねて口もとをおおった。大きな瞳から、フォンのように涙が後から後から流れ落ちる。あんまりだと思うほどの多さだ。彼女の足がフォンに向かって一歩ずつ近づく。フォンがうずくまったまま叫んだ。
「来るな! 離れろ。香り……おまえのその香りが、私をよけいに狂わせる」

(太陽を抱く月 上巻 p327)



太陽を抱く月 (上)太陽を抱く月 (下)


これが日本で発売した2012年8月。
その頃、「成均館儒生たちの日々」を読んだときのような韓流ブームは私の中でおさまっていました。
でも、この作家さんのは作家買いするぞ! という思いは朽ちておらず、発売から遅れること約1ヶ月、当時、上下巻一気読みできるタイミングで購入したにも係わらず、今の今まで積んでました。

[感想] 成均館儒生たちの日々(上)(下)
[感想] 奎章閣閣臣たちの日々 (上)
[感想] 奎章閣閣臣たちの日々 (下)


本作を購入したとき、最初の方だけ読んだ覚えがあります。
何だか入っていけず、序盤の序盤で、初章も読み終わらないまま(30pもないw)挫折しました。

というのも、王妃(妻)がいるくせに、他の女にも手を出すチャラ男系主人公なのかー? と、おぼろげな前情報などが影響してか、いい印象を持たなかったというか……。
あと巫女とかそういった非現実的な霊的現象が関わってくるという、個人的にあまり好きじゃないファンタジー方面の要素があるのかなという懸念もあったんだと思います。
実際読んで見ると、その辺はそこまで気になりませんでした。
極端な例で挙げるとすると、源氏物語でいう六条御息所の呪い発動程度だと思います。


なので、発売当時ほんのちょっと序盤を読んだだけで、大まかなあらすじすら全く知らなかったわけです。
ドラマも見視聴だった私は、今回メインストーリーをほぼ知ることなく読み終わることができ、非常に楽しめました。
再度読もうとしたごく最近、ほんの少し予告映像を見たりして、主人公とヒロインが小さい頃に実は関わりあった? くらいの知識しかなかったと言えます。

多分、手をつけてなかった理由のひとつに、今作のキャッチフレーズが悲恋というのを見かけたこともあり、ご都合でもハッピーエンド至上主義な私としては予防線を張っていたのでしょう。
いくらいい話でも、どっちかの未来がないというか、生産性がないというか――悲恋要素が含まれる作品は好きじゃない。
読み終わった後には、すっきりいい読了感で気持ちを満たしたいのです。
私が、本を読むのは娯楽のひとつでしかありませんし、ならエンタテイメントとしてはもやっと色々考えさせられるよりも、ああ良い話を読んだなと心から思って読み終わたい!


まぁ、そんなこんなで、今年の1月後半から最近まで――若干現在も進行形で、韓流ブームが再発というか、2015年冬ドラマで面白いと思える見るものがなく、なんとなくチャングムを見てしまったのが切っ掛けで、韓流歴史ドラマを色々見はじめたわけです。
そして、マイ韓流ブームに乗っかったこの機会に、今まで積んでた「太陽を抱く月」を読んで見るかーっとなりました。


読了して……というか、ある程度読み進めて出た結論。


なんで私、こんなにいい話を今の今まで積んでたんだよ、アホだろ……

そんなことを思う始末。



あと、本作はファンタジーと言われていますが、確かにファンタジーではありますが、非現実的なものがぼんぼん出てくるファンタジーらしいファンタジーではなく(巫女や呪術要素は多少ありますが)、朝鮮王朝を舞台としても、史実として存在しなかった王を主人公に据えたパラレルワールドという意味での【ファンタジー】です。


そして、本作の時代について。

ヨヌがフォンに詩を送るのですが、その送った詩の作者のことを巷の妓生と言っており、その妓生が黄眞伊(ファン・ジニ 約1506年 - 1567年頃)ということもあり、舞台は彼女が生きた時代1500年前半頃かと推測できます。
朝鮮王朝の時代としては、第11代中宗から第13代明宗辺りです。
中宗というと、日本でも韓国ドラマ興味ない人でもタイトルは聞いたことがあると思われる「宮廷女官チャングムの誓い」の時代です。

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では、前置きはそこそこに……
以下とりとめもなく、ネタバレ含みながら、ドラマと原作の違いも交えつつ語りたいと思います。


 





最初にいうと、確かに哀しい恋の要素はあるけれども、それはあくまでも本作を盛り上げる要因のひとつであり、最終的にはハッピーエンドを迎えます。
「成均館~」同様、読了感がとても良いです。

正直読んでいて、実はヨヌは本当に死んでいて、「イティハーサ」のように魂だけ本人とは別の体に入っているのか説も疑いました。
序盤でジェウンがウォルに対し、見覚えがあるような印象を抱いているので、ほぼ安心はしていましたが……
魂乗り移り系は、肉体が朽ちても愛を貫く――と言えるのかもしれませんが、人は中身が重要なのだとしても、私はあまりそういう設定は好きじゃないので。


ハッピーエンドではありますが、陽明君が結構あっさり死んじゃったのは、フォンの治世を揺るぎないものとする要素のひとつでもありますが、残念でした。できれば生きていて欲しかったと思う読者心が強い。



そして、やはり、この作者の作品は、こうなんというか描写にそこかはかとなく微エロ風味が漂っています。
そんな雰囲気がことごとく私のツボを付いてきます。


「成均館~」よりは恋愛重視な感じかな。
というか、すべては恋がないと話が進まないというかw
王様の息子フォンと娘ミンファが恋をしなかったら、こんなにややこしいことにはならなかったでしょう。

うーん、読み終わった直後だから思うってのもあるのかもしれませんが、私個人的には、恋愛小説としての空気のしっとり感は「成均館~」よりも、こちらの方が好みです。
でも、恋愛小説というだけでなく、過去の世子嬪事件を明らかにしていくというミステリ小説でもあると思います。そして、その背景には人の恋心やら親心やらが複雑に絡み合い、とても面白い作品になっています。



今回、前回の失敗を踏まないように――「成均館~」では、原作の話はいいのにドラマの配役が好みじゃなかったりで、ときおりふと三次元キャストが頭を掠めて悶絶するということがあったので、今回はドラマの印象は極力頭に入れないようにして読み始めました。それでも、好奇心に勝てず見てしまった映像等で、若干脳裏に残ってはいましたが……。
今回のドラマでは、どっちかというとドラマのヒロインの大人バージョンが自分の好みではありませんでした。
ああ、子供時代の配役はすごい可愛いのに……。
私は大人フォン役も言われているほどかっこいいのかよくわからない部分もあるのですが、子供時代の配役の方が皆ビジュアル的はまってね? と思うところがありました。

ドラマに関してなんだかんだ言っても、気になっていはいたので、小説を読了してから、ドラマの粗筋を確認しつつ、飛ばし飛ばしで見ました。


うん、かなり違うね!


でも、視聴率が取れてることから見ても、ドラマの作りとしては成功してるんだろうなと思います。
視聴率推移を見てみると、回を重ねるごとにどんどん上がっているのがとにかくすごい。
韓国でも日本同様にテレビ離れというのが起きているかは定かではありませんが、一桁をとるドラマもあるみたいですし、放送時間帯とか裏番組に恵まれたとか運の重なる要素もあったのでしょうが、やっぱり昔に比べ最近のドラマで40%超えって……化け物級だと思います。
そして、このドラマ、実は穴埋め企画だったとか……。
下記ブログの韓国歴史ヒストリアさんのこの記事がなかなか面白いです。
太陽を抱く月 視聴率グラフ
穴埋め企画だったとしても、私の個人的な配役の好みはしょうがないとはいえ、映像作品として見ると、韓国ドラマの制作力ってマジすげぇなって思います。

そういえば、ここまでヒットしたからか知らないけど、3月中頃にトランジットで数時間滞在した仁川空港の免税店で、このドラマの王様がパッケージの箱菓子が置かれてました。本国の放送から3年以上経ってるというのにです。
ちょっと心惹かれなくもなかったけど、USD表記で普通に高かったので、目に留めただけとなりましたw 写真だけでも撮っておけば良かったな……。このとき深夜便に乗っていたのもあり、疲れていたのであまり脳が働いてなかったんだと思います。


とまぁ、今作のドラマの方は、大筋のストーリーはそのままで、エンタテイメント性をとにかく重視して、最初から最後まで視覚を通して楽しめる作りにしてるなと思います。
正直、原作とは大筋と登場キャラが同じだけの別作品としてとらえたほうが心証穏やかです。


「成均館~」は、ほぼドラマを見終わった後に原作を読んだに関わらず、なぜここまで改悪したんだと疑問に思う点が多かった。原作レ○プと言っても、過言でないほどに。
今回のドラマも、自分の好きだった原作の趣ある部分がごっそり変えられているので、改悪じゃね? と思う部分は無きにしも非ずですが、映像として楽しむドラマとして、また毎回飽きさせないように視聴者を楽しませるようにするには、うまく改変しているなとは思いました。映像が綺麗なんです。再度言いますが、視聴率とれてますしねー。
成均館は日本公式の煽り文句がすごい割には、実際の視聴率調べるとあれー??って感じでしたし。



それでは、軽く原作序盤のあらすじに触れてみようと思います。

次代の王と定められた世子フォンは、係わる人間等制限された生活をしており、その生活への反発心から、時折勉学(帝王学?)の師を困らせ、退屈しのぎをする生活を送っている。
そんなとき、父王が次代を治める息子のために、また彼の良き友となってもらうために、科挙で首席をとった若き天才ホ・ヨムを師として命じたことにより、話は動きだす。
最初はその師の若さもあり心を開かなかったフォンも、彼の博識さに次第に彼を師として敬うようになり、もっと彼との時間を持ちたいと思っていたとき、彼に妹がいることを知る。その妹が今作のヒロイン、ホ・ヨヌであり後のウォルとなる。
師を通して、妹に関心を持ったフォンは、最初はヨムにお菓子を持たせて帰ったり、兄を通して本を貸したり、またヨヌが詩が好きだと知ったら自分も色んな詩を読み、手習いの一部だと言って詩を送ったりする。そして、二人は顔を合わせることのないまま、情を深めていく。
フォンの腹違いの兄である陽明君もまた、友人ヨムの妹ヨヌに一目惚れをする。フォンとヨヌが何らかの関わりがあると知った彼は、ヨヌのことを兄とは似ても似つかない不細工なんて言う始末。それを聞いて、フォンはがっかりするも、これまでの交流で知った彼女のが大切だと思うほど、二人の想いは積み重なっていっていた。
世子嬪選びが始まり、フォンの計らいで外戚勢力の影響を受けることなく、ヨヌは実力で世子嬪の座と認められるけれども、あともう少しでフォンと会えるというのに彼女の体調が悪くなってしまう。終いには実家に戻され、そのまま息を引き取ってしまい、幼い二人の恋はここで終わったかに見えたが――
八年後、フォンは療養先で巫女となったヨヌと出逢い、彼女と知らぬまま一目惚れをする(ある意味、野生並の嗅覚を持って言えるw)。そしてその巫女にフォンは月(ウォル)と名付ける。
フォンは日に日にその巫女に会いたい想いを募らせ、彼女を探せども会えない。しかし、彼女は災厄を引き受けるフォンの厄受巫女として姿を現したのだった。
ウォルと話すうち、フォンはヨヌの記憶を呼び起こされ、そして八年前の世子嬪事件の真相を突き止めようするうちに、ヨヌの死の真相に外戚が関わり、自分の父である前王が隠蔽した恐ろしい事実、そして事件の全貌を知ることになる――


最初のフォンとヨヌの出会いの流れを詳しく書きましたが、これだけでドラマとだいぶ違うとわかっていただけると思います。
まず、フォンとヨヌにドラマ的な出会いはない。
原作ではすべて、ヨムの仲介なくしては成り立っていません。ヨムも妹可愛いあまり、また男女の機微に疎いことも有り、次代の王が妹に興味を持つことにかなり苦悩する。きっと、フォンがヨヌに伝えて欲しかったことの大部分は伝わってないのではないかと思われます。でも、そんな兄の橋渡しでも、ヨヌはフォンの想いを受け取り、彼女自身もフォンに対しての想いを育てていく。

フォンがヨヌにちょっとでも自分に興味を持ってもらいたいからとあれこれ兄ヨムに持たせて帰ったり、ヨヌはヨヌでフォンからの返事がないことに、自分の送ってしまった詩が巷の妓生が書いたものだったことに後悔したりもする。やっと返事が来たかと思ったら、素っ気ない内容でがっかりしたりとこの二人の文通の様子が凄く可愛いです。
また、そんな二人をフォンのお付きの人も真剣に応援したり、ヨヌがフォンに送った鉢からなぜサンチェが生えたのか、皆で本気で不思議がったりととにかく微笑ましい。
そして、世子様と妹の文通が回を増すごとに、板挟みになる兄ヨムの苦悩も増していきます。
最後には、世子嬪選びの前に、世子嬪に与えられる本作のタイトルともなる『太陽の抱く月』の簪の片方を事前に渡すように頼まれるんだから、胃に穴が空きそうになったことでしょう。

このとき、フォンとヨヌは数えで15歳と13歳なわけで、今の基準からすると当時フォンは13、4歳。ヨヌは11、2歳ということになる。
そのまま年で考えると子供っぽく感じるのだけれど、数えだと考慮すると少年少女らしさが本当に可愛く思えます。

しかし、ドラマにはそういった二人の、少しずつ積み重なっていく心の触れ合いが描かれていない。
この流れがすごく可愛らしくて原作の素敵なところだと私は思うのですが、その要素はドラマではばっさりと改変。
世子嬪の簪のくだりも、ヨヌが病床について、フォンが秘密裏に見舞いに行った先で直接渡すという流れです。

まぁ、これを映像で表現するには難しいようにも思うので、ドラマとしては、ああいう風に実際会っているという事実を過去に置くのは悪くない展開だとは思いました。
あと、事件の全貌などだいたい話の流れとしては原作と一緒なんでしょうけど、もう一つ全然違うところは、八年経ってフォンとヨヌが出逢うとき、原作ではヨヌは記憶を失っていない。
寧ろ、ヨヌは事件の全貌を知っているからこそ、フォンが自分を求めている、まだ過去の『ヨヌ』を忘れていないと知っていても、名乗れないままただじっとフォンのそばに厄受巫女としてそばにいるという選択をする。
だから、↑で抜粋した上巻のシーンで、ヨヌはどんだけ嬉しかったんだろうなぁって思ってしまいます。
自分が死んでからもう何年も経って、やっと会えたと思ったら、チャラ男よろしく「抱かせてくれ」とか言われて、自分のことは忘れられたと思っていただろうに、泣きながらそんなことを訴えられて、でもヨヌはフォンに自分がそのヨヌだとは名乗れなくて……。
というか、こんなチャラ男な発言をのたまうフォンですが、王妃ボギョンとの床入りは一度も成功してないらしいので童貞だったのではないかと思うのですが、そんな彼がこんなことを言うんだから、どんだけ野生の第六感働かせてんだよ!って感じですw
ま、いくらウォルが名乗れなくても、フォンがどんどん過去の全貌を追求していくので、最終的には自分の手で自分のそばにいた巫女ウォルがヨヌであると気付くんですけどね!
それが、原作ならではのしっとりとしたドラマティックさだと思います。

原作小説では、主人公フォンが、ヒロインウォル(=ヨヌ)に対しては、茶目っ気たっぷりに子供の頃の天真爛漫さを持って接するも、政治方面ではなかなか策略巡らす腹黒さのある部分が素敵です。
子供のころも、思春期な世子様の振るまいがとても可愛らしく、その心情描写もとても微笑ましいものがあります。


心情描写といえば、結構男キャラのそれは多いように感じたのですが、肝心のヨヌの描写はちょっと少ないかなぁって思いました。
フォンにいきなりキスされたりとかのシーンで、ヨヌがどう思ったか心情描写があればいいのにと思ったのですが、上巻は何も前知識ないと、そうだろうと思いつつも確定要素がないため、ウォルとヨヌはどういう関係なのかわからないのもあり、ヨヌの心情は意図的に隠すように描写されているのかもしれません。けれど、できればもっとヨヌ側の気持ちもみたかったなぁと思うのが本音です。


ドラマの大人編は、ほとんど見てないので適当なことを言いますが、どうやらフォンが過去にヨヌと会っていることから、巫女ウォルがヨヌに似ているという話題が持ち上がったりする模様。
そして、ウォルはフォンに惹かれるも、フォンが想う相手は自分ではないと苦悩する。なんか、その辺は韓国ドラマ特有の切なさ展開だなぁと思わなくもないw
ああ、もっとドラマしっかり見たい気がするのに、ちょっとキャストが…なところがあって、今後小説読み返す際にイメージつくのが嫌で見れない。なんだか、もどかしい心境です。


あと、ドラマでは陽明君のヨヌへの関わりが結構描かれていますが、原作ではヨヌからしてみれば、偶然顔を合わせただけの兄の友人という程度の位置づけでしかないと思います。陽明君としては、一目惚れして自分の妻に!と父親に望み一人息巻いただけで、ヨヌの心は全く気にしてないわけで……まぁ、身分が上の人間からしたら、その辺考慮しなくていいのかもしれませんけれど。
ここが大きな違いの一つかな。ドラマでの彼は、フォンの恋のライバルとしての役割もある感じですが、原作ではフォンもヨヌもあずかり知らぬところで悶々しているだけw
たぶん、原作のフォンは彼がヨヌに想いを寄せていたことを知らなかったのではないだろうか? その点、ドラマではヨヌが死んだ際、直接訴えていたりするので知っていたんじゃないかなぁっと。


また、原作とドラマの違いの一つとして、フォンがヨヌの葬式に駆けつける際、フォンのお付きであるチャ内官はフォンを宮廷から出した罰により、フォンのそばを外され、そのときの罰により足を痛めています。父王が身罷り、フォンが王位についた後で、再度フォンのそばに戻るという流れがあるのですが、ドラマでは、チャ内官はヒョンソンという名になっており、彼はぴんぴんしています。

それともう一つ。
残念というか、ああ韓国ドラマらしいなぁって思うのが、ボギョン王妃が典型的な嫉妬する女な悪役ポジションになってるところでしょうか。
原作での彼女は、自分の夫となった見目麗しい王に対して心惹かれるものもあるけれど、それ以上に、昔本当の世子嬪を引き下ろして自分がその座についたこと、それに荷担したとも言えることで苦悩しているという、政略結婚の犠牲となった弱い女性という感じです。
だから、最後父親のユン・デヒュンが自分を見捨て謀反を企てていることを知っても、王であるフォンに告げることも出来ず、自分の命を絶つという選択しかできなかった――正直、今作で一番不憫な人は誰かと言われたら、私は彼女だと答えるだろうと思うくらいです。
ドラマではお約束の悪役っぽく描かれているので、最終的に死という制裁を受けて、ある意味そういった結末かーって自業自得な部分もあるよなと思えたりもするのかもしれませんが……


あと、原作との違いは、フォンはもともと玄琴がうまいという設定で、ラストにはヨヌとその腹の中の子のために弾いているのですが、ドラマでは付け焼き刃のように玄琴を練習して演奏をプレゼントしようとしたりする(ヨヌには面白いと評されてしまいますがw)。原作を知らなければ悪くない終わり方のように思いますが、原作を先に読んだ身としては、原作のエピソードを正直とってつけたように思えなくもないというか、何というか……

ミンファ王女は、なぜか名前自体変わってます。


まぁ、ドラマはざっとしか見てませんし、大人時代になってからは、粗筋を読んでちょこちょこ映像を見ただけなので他にも色々あるんでしょうけど、世子嬪事件の全貌とか流れはほぼ一緒なんでないでしょうか。
と、私がわかる範囲内の違いは上記くらいですw


と、ここまで語って、やっぱり雲剣ジェウンの存在ってあまり必要なくね?と思ってしまったw
ドラマでは人気だったっぽいフォンのお付きである雲剣ウンですが、無口設定とはいえ、原作ではウォル=ヨヌかも知れないと気付いてもフォンには何も言わないし、付けいる隙のない両想いの二人なのに、ウォルに横恋慕している様をやたらと丁寧に描かれていました。著者のお気に入りキャラだったのかなと贔屓が見えるなと思えるほどw
個人的には、男同士の熱い主従関係とか好きなんですが、ヨヌの葬式で彼が初めてフォンと会ったとき、先で自分が仕えることになる世子に対して、このときのフォンの行動を見て何かしら思うこととかなかったのかなぁと思いました。
なので、私からしたらジェウンは、形だけフォンに忠誠を誓い付き従っているようにしか見えなくて……。
この人のウォルへの片思いがかなり丁寧に描かれていても、フォンに対しては、忠誠を誓っているという言葉だけでしか描かれていないようで、ちょっと疑問に思うところがありました。まぁ、忠誠を示しているからこそ、王の想い人を想うことに苦悩しているとも言えるわけですが。
ただ、彼の想いの行き先は、ヨヌにではなく、偶然であった巫女ウォルに対してのものなので、存在しない偶像に恋してたんだよなぁって感じです。それはそれで切ない。ま、ヨヌが彼の想いを知ったことにより、ジェウンの罪悪感も薄れ、救われてるのでいいかって感じです。
でも、正直、彼の恋心って全く本編に関係ないよねっ!っていうwww 
ウォルとフォンを心を砕いて結びつけたわけでなく、ただ護衛して補佐するという、本当にただ言われた仕事をしただけだよなーと思うんだけれども、家臣も人間なので、私的な感情まで主君に明け渡していないってのが描かれているのかなとも思った。

それは、ヨヌの兄のヨムに対しても言えるなと思います。
忠誠だのなんだの、何事にも礼を重んじると言っても、彼は最後までフォンに心を開いていたのかよくわからない。
ラスト、罪を犯したミンファ王女に対し、許すことはできないけど、愛することを止められないと、彼の人間らしい本心がやっとこさ窺えた感じ。

陽明君も気の毒な身の上であるし、彼自身がそれを知ることはなかったけれども、本人に語られることのなかった父王の愛はあったんだよなーっと。それに、フォンが本当に得ているのか疑わしい、ヨムとジェウンという友人も得ている。

私が主人公至上な展開が結構好きだからこそ思うことなんだろうけど、本作を読んでいて、フォン本人にとってヨヌ以外には、愛し愛される相手っていないんじゃないか、王であるフォンは孤独なんではないかと思えるほどでした。チャ内官がフォンのそばにずっといてくれたのが、救いだよなぁっと。

ジェウンも、ウォルという女人に対し想いが実ることはなかったけれども、庶子であるからこそ母と呼べなかった人に対し、フォンの計らいで、母と呼べるようになったわけだし、ヨムも愛する人と最終的には一緒にいれるようになったという。

本編の男たち、王であるフォンをはじめ、陽明君に、ジェウン、ヨム――ヨムの想いは家族愛であるけれども、全員がヨヌに対して何らかの想いを向けているわけで、ヨヌを中心に見れば、総受けなモテモテヒロインなわけです。
それでも、フォン以外は、ヨヌ以外の相手から想いを寄せられていたり、他にも大事な人がいるのがなかなか興味深いところです。裏を返せば、フォンには本当にヨヌしかいないんじゃないかって感じなので、最終的にヨヌと幸せそうで良かった良かった。義兄となったヨムの前で、おもっきし色ぼけしてます。婚後も変わらず、らぶらぶな夫婦のようです。

王妃の住まいである交泰殿以外ではいたしたらいけないのに、普通に自分の住まいである康寧殿でいたしたとか、王が定められた合房日を無視して王妃の元に通ってしまうために、子供二人の受胎日時がわからず、観象監が困ってるとか――かなりの仲睦まじすぎっぷりが、さらっとラストに語られててほっこりします。


それにしても、初床入りの際のこの会話……

「高くそびえる山であるほど、そう簡単に低くはならないもの。そなたの身体がつらくても余を恨むのではないぞ」
「深く掘られた渓谷であるほど、多くの水が流れるもの。その水に酔わないでくださいませね」


なんだか美しい比喩表現のように見えますが、つまりは下品に直接的な表現にすると、

俺のマラはびんびんで、中々萎えないだろうし、無理させるかもしれないけど恨むなよ
私の濡れそぼったほとの良さに酔わないでくださいね

って、ことだよなぁ。いやぁ、趣深い。 
さすがに女側の表現はこれが何か限界でした。もうちょい直接的言い換えられなくもないけど、何か……うん。


結構作品内に、雲だの雨だの月だのと、いろいろ婉曲的な言い回しの会話があったりします。
まぁ、その辺の意を汲み取るのも読んでいて中々面白いところでした。


あと、どうでもいいけど、名前呼びに萌えを感じる私としては、ヨヌにフォン様と言ってもらって、フォンの反応も見てみたかった。
完全階級社会のようなので、礼節を叩き込まれてることを考えたらヨヌが王の名を口にするなんて、ありえないことなんでしょうけど。

最後に、ヨムとヨム子のほんわかぶりとかもあったから、フォンとフォン子の関わりとかもちょっと描かれたら良かったのになぁって思いました。フォン子は、父であるフォン似のようです。


ああ、何か、すごく語りたいことだけ語ってしまい、とりとめもないレビューになってしまいましたが、「太陽を抱く月」本当に面白かった。
もしかしたら、今年で一番の読み物になるかもしれないとすでに思うくらいにはw


再度言うけれども、もうちょいヨヌの心情が欲しいとか、ジェウンの横恋慕シーンこんなにいらねぇよ、ヨムとミンファのラブシーンもこんなにいらないよって思うところもありましたが、ヨムとミンファに関しては世子嬪事件が全貌を明らかになる上で生きてくるのでしょうがないと思いますが……ま、ぶっちゃけ言うと、もっとフォンとヨヌのらぶらぶが見たかったよ!ってことです。


作者のチョン・ウングォル氏には、デビュー作「그녀의 맞선 보고서」が日本では翻訳されてないのですが、こちらも読んでみたい。是非、翻訳していただきたい。
検索してみましたが、表紙の印象からは現代恋愛ものなんでしょうか?
「成均館~」「奎章閣~」、今作の「太陽を抱く月」が翻訳されたのは、日本での放送が決まったからだと思います。
なので、デビュー作もドラマ化することがあれば、日本で翻訳出版されるのかもしれませんw

しかし、改めてこの歴史ものを扱った、作者の膨大な知識量って本当にすごいなって思う。
その時代の詩とか本を、自然に本編に絡ませてるのが、読んでてすげぇわって感じました。
「奎章閣~」が発表された2009年以降(2011年に「太陽を抱く月」が改訂されているようだが、これも実際には2005年に出た作品なんだよなぁ)は新作発表してないんだよね。
前に著者作品のレビューを書いたときと同様に、ハングルを学んでまで読むことはないと思いますが、著者の歴史長編が新たに発表され、ドラマ化し、日本で翻訳されればいいなぁと思います。そのときは、ほんの少したりとも、ドラマイメージは植え付けたくないとも思いますw が、昔に比べると韓流作品の日本輸入量も減っているみたいですし、今後韓流コンテンツもどなることやら……


ま、それはさておき、近いうちに、またこの「太陽を抱く月」を、読み直したいなと思っています。
結構時間を掛けて読んだので、改めて読み直すと、最初のほうとか気付かなかった想いの伏線とかに気付けるかもしれませんしね。


とりあえず、このCMは可愛い。キム・ユジュンちゃんかわゆす。





太陽を抱く月 (上)太陽を抱く月 (上)
チョン・ウングォル 佐島 顕子

太陽を抱く月 (下) 成均館儒生たちの日々 (上) 成均館儒生たちの日々 (下) 奎章閣閣臣たちの日々 (上) 奎章閣閣臣たちの日々 (下)

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▼韓国ドラマ「太陽を抱く月」の原作、上下巻。お互いの顔も知らないまま終わった幼い恋。しかしそこには外戚が関わり、父王が隠蔽した恐ろしい事件が隠れていて――。8年の時を経て、再び動き出す【太陽】と【月】の恋物語。
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▼上記「太陽を抱く月」同作者による韓国ドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」の原作翻訳本「成均館儒生たちの日々」上下巻。大河的歴史背景と登場人物の心情描写が最高に美味しい! 日本の少女小説で味わえない面白さがここにある! そして、「奎章閣閣臣たちの日々」上下巻へと続く。
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「烙印の紋章」と世界観を同じくする作品。人質として敵国で過ごしたアトールの第二公子レオ・アッティールが、どうして後世悪名高き英雄『首狩り公』と呼ばれるようになったのか――? 重厚な世界観はもちろん折り紙つき。ライトノベルを読む楽しさ数年ぶりに思い出させてくれた胸熱な戦記物。
[感想] レオ・アッティール伝Ⅰ 首なし公の肖像
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▼WW2という世界を背景に生きる少女(少年?)たち。正直欲張りすぎだろ!ってくらい萌え要素の詰め込みを感じるも不思議と破綻せずに読ませる魅力に溢れるている。6年の歳月を経て講談社文庫で新装復刊、2015年4月現在3巻まで刊行中。全4巻完結予定。
[感想] カーリー1~2巻
カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女> (講談社文庫)カーリー <2.二十一発の祝砲とプリンセスの休日> (講談社文庫)



▼TL小説。騙されたと思って読んで見ろ!
◆ただの男女として出会った二人が少しずつお互いを知り、そして――(火崎勇著「恋と泥棒の仕方は覚えます」) ◆わずかな気持ちのすれ違いから誤解が生じてしまう。王道の話運びの中、一人称の心情描写がぐいぐいくる。(火崎勇著「あなたの手を取るその前に」) ◆復讐のため陵辱され愛人関係を強いられたその先、過去の真実とは――?(藤波ちなこ著「初恋の爪痕」) ◆互いに心と身体に傷を持つ姫と騎士、二人の出会い。姫を救うため騎士のとった行動とは?(藤波ちなこ著「最愛の花」

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▼この言葉に出来ない臨場感はなんなんだろう。無駄なページが、コマがひとつも無い。漫画としての見せ方がとにかく半端ない。2015年4月現在、13巻まで刊行中。→ 1巻感想
ましろのおと(1) (講談社コミックス月刊マガジン)ましろのおと(13) (講談社コミックス月刊マガジン)



▼竜×人間のもどかしい恋物語。独自の世界観と取捨選択され凝縮された内容が魅力的。恋愛だけでは語れない少女小説。2015年4月現在、6巻まで刊行中。
[感想] 白竜の花嫁 1~3
[感想] 白竜の花嫁 4 朽ちゆく竜と幸いなるもの
[感想] 白竜の花嫁 5 愛の終わりと恋の目覚め
[感想] 白竜の花嫁 6 追想の呼び声と海の覇者
白竜の花嫁 紅の忌み姫と天の覇者 (一迅社文庫アイリス)白竜の花嫁6(仮) (一迅社文庫アイリス)



▼主人公は、社会人女装お母さん(♂)! 定期的に読みたくなっては、腹がよじれるほど笑わせてくれる上に、中にはほろりと来るエピソードも有。女装お母さん真琴と子供の崇、そして真琴の恋人、菜摘が織り成すコメディ作品。全10巻。→ 最終巻感想
ニコイチ(1) (ヤングガンガンコミックス)ニコイチ(10)(完) (ヤングガンガンコミックス)

◆同作者による、義姉弟モノの恋愛作品、ライアー×ライアー。2015年4月現在6巻まで刊行中。
ライアー×ライアー(1)ライアー×ライアー(6) (KC デザート)



▼罪について描かれた三作が収録された作品集。個人的には冬霞が一番好き。少女漫画的には半夏生。→ 感想




▼「花」に愛しい人を奪われ、癒えない傷を胸に、主人公は「花」と戦うことを決意する。主人公とヒロインの距離感が絶妙。世界観もファンタジックで幻想的。続きが読みたくて堪らない作品の一つ。
[感想] 花狩のロゼ 歌姫は薔薇を殺す
花狩のロゼ 歌姫は薔薇を殺す (B's-LOG文庫)



▼ごく普通の中学生として過ごしていた主人公の日常が変わっていく。限られた世界の中で、日常を隣り合わせに死闘が繰り広げられる。先の見えない不安の中に面白さが混在し、今後の展開が全く読めない。2014年1月現在、一学期編完結、4巻まで刊行中。2013年12月よりstudio ET CETERAで5巻分を無料公開中。
[感想] ほたるの群れ1~2巻
[感想] ほたるの群れ3巻
[感想] ほたるの群れ4巻
ほたるの群れ〈1〉第一話・集(すだく) (幻冬舎文庫)ほたるの群れ2 第二話 糾 (幻冬舎文庫)ほたるの群れ 第三話 阿(おもねる) (幻冬舎文庫)ほたるの群れ 第四話 瞬(まじろぐ) (幻冬舎文庫)




▼青春恋愛小説。主人公の達観したような淡々とした視点の中、様々な感情が混ざり、ある種の熱さを伴ってヒロインに接している描写がたまらない。全3巻。
[感想] 東雲侑子は短編小説をあいしている
[感想] 東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる
[感想] 東雲侑子は全ての小説をあいしつづける
東雲侑子は短編小説をあいしている (ファミ通文庫)東雲侑子は全ての小説をあいしつづける (ファミ通文庫)



▼最近のライトノベル界では中々珍しいガチ戦記物。しかし、ライトノベルとしてニヤっと出来るキャラ具合もちゃんと盛り込まれてる感じが堪らない。全12巻。
[感想] 烙印の紋章 1~9巻
[感想] 烙印の紋章 12巻
烙印の紋章―たそがれの星に竜は吠える (電撃文庫)烙印の紋章XII あかつきの空を竜は翔ける(下) (電撃文庫)



▼とにかく大好きな少女漫画「こどものおもちゃ」の紗南ちゃんと羽山のその後を読むことが出来るHoneyBitter番外編。これの前編が出たときは、雑誌で何度も何度も読んでは、次号が出るまでの間、こどちゃも何度も読み直しました。もう、最高です!→感想
Deep Clear 「Honey Bitter」×「こどものおもちゃ」特別番外編 (愛蔵版コミックス)


▼某社倫理規定に抵触し出版停止となった、唐辺葉介氏のあの問題作が、ついに始動。→ 感想
暗い部屋



▼軍人幼馴染目的だったが、成金と庭師にやられた。えろもシナリオも満足保証!! 特に成金BAD「後悔」は涙腺刺激された。→ 感想




「蝶の毒 華の鎖」のFD「蝶の毒 華の鎖 ~幻想夜話~」。ハッピーエンド後のアフターストーリーのみならず、本編バッドエンド周りも補完されてるとのこと……三郎EDないかなぁ……正直、誰得だが、BADだとあってもいいと思ってしまう。




▼「黒と金の開かない鍵。」(→感想1感想2)を処女作にもつlittle cheeseの新作「トリック オア アリス」
黒と金の開かない鍵。トリック・オア・アリス



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波

Author:波
脳内はいつもピンク色。
妄想とかレビューもどきの感想とか、勝手気ままに綴ってます。ネタバレ含みまくりです。胸熱な勢いで更新したくなる作品に出会ってない気がする今日この頃。
ブログを更新するほどの熱い想いを持てなかった読了本の感想は、読書メーターにて。
拍手レスページ(2011.08~)

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