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[小説] 黒曜の騎士と金の姫 著:火崎勇

「義務でも…、エルが他の人の手を取るのは嫌…。子供だから連れて行けないというなら、せめて初めての恋人の抱擁を私に頂戴。恋をしたことがないなら、恋人のように抱き締めた人はいないんでしょう? だったらそれを頂戴」 (p57)


黒曜の騎士と金の姫 (さらさ文庫)黒曜の騎士と金の姫 (さらさ文庫)
(2011/07/15)
火崎 勇

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結構最近(去年?)出来たちょいエロ入ったレーベルらしい。
ティアラ文庫は始終やってる感があるというか、なんつーか、挿絵からして色々凄いですが、これはえろが味付け程度だったように思える。そっち方面の描写も結構ページ数割いてたしw
まぁ、でも、正直えろなくても良かったんでね?って思えたから、内容としては普通に面白かったんだと思う。


最近、一人称小説って苦手だなぁって思い出したというか、私がラノベに入った切欠が一人称小説だったわけだけど、その辺もあって、その辺が基準値になってる気がします。一人称小説は主人公の内面を掘り下げられるけど、周りの描写が結構おなざりになってる印象があるので、その辺が満足行かない原因を結構作ってるんだよな。
まぁ、なんだかんだいいつつ、これの前に「首の姫と首なし騎士」読もうと思ったんだけど、これの一人称は何か読めなかった。というか、文章形態は三人称でも通じそうなのに、一人称格が入る度変な違和感があったっつーか。

でも、この「黒曜の騎士と金の姫」は同じ一人称小説でもさらっと読めた部分があるから、結局は取っ掛かりの問題なのかなとも思う。


だけど、やっぱり、頑張ってる主人公には好感持てるし、自分を磨くこと、自分の趣味に対して努力することを怠らない姫ってのはいいと思うけど、エルザークと別れた後は内面は自ら磨いたのかな?とちょっと疑問に思う。変わった姫っていうくらいなら、剣や乗馬以外の政治方面やこの世界の女性が興味を示さない部分にどんどん突っ込むような感じだった方が好感持てたかな。
結局自分のやりたいことしかやってないんじゃないかって若干思った。

後、普通にハッピーエンドで、エルザークと結ばれたのはいいと思うんだけど、
読む前に見たレビュー通り、昔出会った「アン」という少女がサーシェだと知って、身体の関係に縺れ込むのは確かに早くね?って思った。
ここで、エルザークが諦め、想っていた女がサーシェであることが判明するわけだけど、本文内で彼の年齢がわからんから何とも言えない気分になるんだよね……。挿絵から見たら、明らかに子供と大人って感じだけど、当時サーシェは14歳なわけで恋をする年齢的には有りだろうけど、挿絵から推察するエルザークの見た目的には彼女は子供以外の何者でもなく移るんじゃないかとか……。もし、実は当時十代とかだったら有りな気がしないでもないけどw
あと、私の読み落とし、情緒不足もあるかもだけど、サーシェ視点から、彼女は気づいてなかったとしても、エルザークがサーシェを女としてみる描写が無いように思えたんだよ。だから、エルザークの年齢如何では、実はロリコン疑惑が持ててしまうわけで……。
あと、再会後もあれから何年後かもわからんし、エルザークはサーシェの姉と釣り合う年齢みたいに言われてるけど、姉の年齢も出てきてないから、わからんしなぁ。

まぁ、二人が幸せならいいんじゃね?って感じもするけど、若干ご都合な展開だなぁって思う部分はあった。

折角反乱分子ヒューレルを捕まえたのに、どうしてそいつを伴って、カーステアの元を訪れなかったのか、もしくは仮にも王妃なわけだから、どうして臣下の場所に王妃自ら尋ねる必要があるのか、人を遣れば済むことだし、もし他にも内通者がいた場合、逃してた可能性もある。ちょっとその辺無責任じゃね?と。本当にエルザークのことを思うなら、相手にされない意地とか以前に確実な方法をとった方がいいんじゃないかと。結局、侍女が行動して動かせる程度んだし。
また、カーステア自身もどうしてああまでしてサーシェの意見を認めないのかw
この展開がなければ、サーシェが自らエルザーク救出に行くという展開は出来ないわけだけどさー


その後もサーシェがアンと判ってすぐ手を出すのは内容的にはにやつくけど、同一人物だとわかった途端手を出すほど、過去の少女を想って、肉欲的な部分に繋がってたのかと思うとなんだかなぁというか、そうしたら、初めて出会った当時、まだ14歳で見た目的にも子供で、エルザークから見て内面も子供だと思ってたのに、そうゆう方面のことを思ってたのだとしたら、ぶっちゃけちょい引く部分もある……。

そう考えると、やはり少女小説にえろ入って、内容もえろも満足いく仕様って難しいなぁと思った。
少女小説的には、出会ってからの過程も勿論大事だから、その辺濃くないとえろも引き立たない。でも、えろを入れるなら1冊の話で入れてしまわないといけないわけだしw


あと、サーシェの家族方面とかいい味出してただけに、殆どとっかかり程度にしか出てこなくて残念だったな。
末っ子姫の可愛いがりまくるシスコン兄とか、めっちゃ美味しいやんかw


普通に楽しめたけど、恋愛色の濃い少女小説は、単巻くらいで終わるのがちょうどいいのかもしれんねと思わなくもない今日この頃。
でも、作者のあとがきにちと笑った。どうやら、エルザークさん、女性経験は豊富なようなので、今後サーシェの身は色々大変なんだろうなぁとw サーシェを口説くような男が出たとしても、王妃に手を出す奴はおらんのではないかと思うけどw
そういった部分はちょっと見てみたいなって思うかなw

結構、読みやすい作者さんだったから、他作品見てみようかなーなんて思ったけど、ちと調べてみたら、どうやらBL作家さんだったようだ……。


黒曜の騎士と金の姫 (さらさ文庫)黒曜の騎士と金の姫 (さらさ文庫)
火崎 勇 渡辺 ゆうな

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▼WW2という世界を背景に生きる少女(少年?)たち。正直欲張りすぎだろ!ってくらい萌え要素の詰め込みを感じるも不思議と破綻せずに読ませる魅力に溢れるている。6年の歳月を経て講談社文庫で新装復刊、2015年4月現在3巻まで刊行中。全4巻完結予定。
[感想] カーリー1~2巻
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▼TL小説。騙されたと思って読んで見ろ!
◆ただの男女として出会った二人が少しずつお互いを知り、そして――(火崎勇著「恋と泥棒の仕方は覚えます」) ◆わずかな気持ちのすれ違いから誤解が生じてしまう。王道の話運びの中、一人称の心情描写がぐいぐいくる。(火崎勇著「あなたの手を取るその前に」) ◆復讐のため陵辱され愛人関係を強いられたその先、過去の真実とは――?(藤波ちなこ著「初恋の爪痕」) ◆互いに心と身体に傷を持つ姫と騎士、二人の出会い。姫を救うため騎士のとった行動とは?(藤波ちなこ著「最愛の花」

[感想] 恋と泥棒の仕方は覚えます
[感想] あなたの手を取るその前に
[感想] 初恋の爪痕
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▼竜×人間のもどかしい恋物語。独自の世界観と取捨選択され凝縮された内容が魅力的。恋愛だけでは語れない少女小説。2015年4月現在、6巻まで刊行中。
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◆同作者による、義姉弟モノの恋愛作品、ライアー×ライアー。2015年4月現在6巻まで刊行中。
ライアー×ライアー(1)ライアー×ライアー(6) (KC デザート)



▼罪について描かれた三作が収録された作品集。個人的には冬霞が一番好き。少女漫画的には半夏生。→ 感想




▼「花」に愛しい人を奪われ、癒えない傷を胸に、主人公は「花」と戦うことを決意する。主人公とヒロインの距離感が絶妙。世界観もファンタジックで幻想的。続きが読みたくて堪らない作品の一つ。
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花狩のロゼ 歌姫は薔薇を殺す (B's-LOG文庫)



▼ごく普通の中学生として過ごしていた主人公の日常が変わっていく。限られた世界の中で、日常を隣り合わせに死闘が繰り広げられる。先の見えない不安の中に面白さが混在し、今後の展開が全く読めない。2014年1月現在、一学期編完結、4巻まで刊行中。2013年12月よりstudio ET CETERAで5巻分を無料公開中。
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▼青春恋愛小説。主人公の達観したような淡々とした視点の中、様々な感情が混ざり、ある種の熱さを伴ってヒロインに接している描写がたまらない。全3巻。
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▼最近のライトノベル界では中々珍しいガチ戦記物。しかし、ライトノベルとしてニヤっと出来るキャラ具合もちゃんと盛り込まれてる感じが堪らない。全12巻。
[感想] 烙印の紋章 1~9巻
[感想] 烙印の紋章 12巻
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▼とにかく大好きな少女漫画「こどものおもちゃ」の紗南ちゃんと羽山のその後を読むことが出来るHoneyBitter番外編。これの前編が出たときは、雑誌で何度も何度も読んでは、次号が出るまでの間、こどちゃも何度も読み直しました。もう、最高です!→感想
Deep Clear 「Honey Bitter」×「こどものおもちゃ」特別番外編 (愛蔵版コミックス)


▼某社倫理規定に抵触し出版停止となった、唐辺葉介氏のあの問題作が、ついに始動。→ 感想
暗い部屋



▼軍人幼馴染目的だったが、成金と庭師にやられた。えろもシナリオも満足保証!! 特に成金BAD「後悔」は涙腺刺激された。→ 感想




「蝶の毒 華の鎖」のFD「蝶の毒 華の鎖 ~幻想夜話~」。ハッピーエンド後のアフターストーリーのみならず、本編バッドエンド周りも補完されてるとのこと……三郎EDないかなぁ……正直、誰得だが、BADだとあってもいいと思ってしまう。




▼「黒と金の開かない鍵。」(→感想1感想2)を処女作にもつlittle cheeseの新作「トリック オア アリス」
黒と金の開かない鍵。トリック・オア・アリス



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波

Author:波
脳内はいつもピンク色。
妄想とかレビューもどきの感想とか、勝手気ままに綴ってます。ネタバレ含みまくりです。胸熱な勢いで更新したくなる作品に出会ってない気がする今日この頃。
ブログを更新するほどの熱い想いを持てなかった読了本の感想は、読書メーターにて。
拍手レスページ(2011.08~)

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